ledと波長の基礎知識
ledは電子のエネルギーを直接光に変える素子で、材料により光の波長、すなわち色が異なります。
特徴
例えばアルミニルムガリウムヒ素は赤外線や赤を、リン化ガリウムは赤・黄・緑を、窒化ガリウムは青を発光することができ、単色であるのが特徴です。
歴史的には最初は赤色ledが作成され、次に黄色や黄緑色ledが作成されました。青色は材質の選定等が難しく実用まで時間がかかりました。その後純緑色も開発され光の三原色が揃ったため、フルカラーディスプレイの実現に結びつきました。
メリット
低消費電力や長寿命のメリットを生かし、照明用の白色ledの開発も進みました。白色とは可視光線のすべての色を含んだもので、波長の異なるledを組み合わせることで疑似的に可能になります。
また青色を蛍光体に通すことにより波長の長いを作りだして白色を得る方式もあります。ただし演色性が低下する傾向があり、従来の蛍光灯と比べて違和感がある場合も少なくありません。
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